内装写真
開院まであと2か月となりました。
当クリニックの内装工事が概ね完了し、引き渡しがありました。
非常にかっこよく作って頂きました。内装業者のラカリテさんに感謝です!
写真を撮ってきたので、取り急ぎ載せてみようと思います。
①入口付近の待合
②受付
③隔離待合
④検査室(右奥に見えている小部屋はカウンセリングルームです)
⑤診察室
⑥内分泌負荷試験室
⑦中待合
家具やPC、検査機器などが入った後の写真は、また4月に載せようと思います。
開院まであと2か月となりました。
当クリニックの内装工事が概ね完了し、引き渡しがありました。
非常にかっこよく作って頂きました。内装業者のラカリテさんに感謝です!
写真を撮ってきたので、取り急ぎ載せてみようと思います。
①入口付近の待合
②受付
③隔離待合
④検査室(右奥に見えている小部屋はカウンセリングルームです)
⑤診察室
⑥内分泌負荷試験室
⑦中待合
家具やPC、検査機器などが入った後の写真は、また4月に載せようと思います。
コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンです。コルチゾールが過剰だとクッシング症候群が、欠乏していると副腎皮質機能低下症が疑われます。しかしコルチゾールの値はストレスや日内変動(朝が高くて夕が低い)、薬剤などによる影響を受けるので、解釈に悩むことは少なくありません。そのため、コルチゾールの検査は、できれば内分泌内科でおこなってもらったほうが良いと思います。以下は、コルチゾール値の検査の結果が紛らわしい事例を挙げて行こうと思います。
※コルチゾール値は原則、ACTH(副腎皮質ホルモン刺激ホルモン)とセットで解釈します。
ACTHの基準範囲は6.6~63.2pg/mL、コルチゾールは4.0~18.3μg/dLです(測定キットによって異なります)。
検査値は実例を参考にして少し脚色しています。
①血圧が高くて内科を受診。ACTH 70pg/mL(高値)、コルチゾール 20μg/dL(高値)。ACTH依存性クッシング症候群の疑いで内分泌内科に紹介。
→ペットが危篤であることによる強いストレスで血圧・ACTH・コルチゾールが上昇していた。その後ペットは亡くなり、気持ちの整理がついた後の検査では、いずれも正常化していた。
②倦怠感があり内科を受診。ACTH 7.0pg/mL(正常範囲内)、コルチゾール3.0μg/dL(低値)。中枢性副腎皮質機能低下症の疑いで内分泌内科に紹介。
→夜勤をしており昼夜逆転の生活パターンだった。採血をされたのは午前9時のため、通常の日内変動パターンだと考えられた。
③長年放置してきた高血圧で内科を受診。ACTH 5.0pg/mL(低値)、コルチゾール2.0μg/dL(低値)。中枢性副腎皮質機能低下症の疑いで内分泌内科に紹介。
→検査の1週間前に耳鼻科で花粉症の薬を処方してもらっており、その薬の成分にベタメタゾン(ステロイド剤)が含まれており、これによる検査値異常と考えた。その薬の使用期間はまだ2週間だったため、中止によるステロイド離脱症候群のリスクは低いと考え、中止して再検査したところ、ACTHとコルチゾールは正常範囲内になっていた。
④通院中の内科で短期間での体重増加や体型変化を指摘された。ACTH 40pg/mL(正常範囲内)、コルチゾール 25μg/dL(高値)。ACTH依存性クッシング症候群の疑いで内分泌内科に紹介。
→過多月経に対して低用量ピルを内服しており、それによるコルチゾールの偽高値と考えた。体重増加もあり、念のためピルを十分期間中止して再検査したところ、ACTHとコルチゾールは正常範囲内だった。
⑤食思不振・嘔吐があり消化器内科を受診。顕著な低ナトリウム血症があり、ACTH 16 pg/mL(正常範囲内)、コルチゾール6.0μg/dL(正常範囲内)だった。中枢性副腎皮質機能低下症の疑いで内分泌内科に紹介。
→ストレス下としては、ACTHやコルチゾールの上昇反応が不十分で、中枢性副腎皮質機能低下症は否定できないと考えた。急性期治療の後、各種負荷試験を行い、中枢性副腎皮質機能低下症の診断となった。下垂体MRI検査で下垂体に巨大な腫瘍が見つかった。
このようにコルチゾール値の検査は、結果の解釈が紛らわしいことが多いです。コルチゾールだけでなく、一般的にホルモン検査は熟練していないと解釈に悩むことが多いです。
また、基準範囲内であれば異常がないというわけでもありません。異常かを確かめるために必要な負荷試験は、通常の内科ではやっていないことが多く、総合病院の内分泌内科でも外来負荷試験はやっておらず、入院下でしか負荷試験をやっていないこともあります。
当院はクリニックでありながら、外来負荷試験も行っています。またクリニックとしては珍しく、ACTH・コルチゾール、レニン・アルドステロンの検査値も即日結果が出てきます。副腎ホルモンが気になる方、他の内科を受診して異常を指摘された方など、是非当院の受診を検討してみてください。
世間ではインフルエンザが大流行しています。私も12月頭に風邪をひいてしまい、感冒後咳嗽(風邪の後の長引くせきのこと)に悩まされていました。年始に実家に帰省した際、親が心配してヨードうがい薬を買ってきてくれました。その際、「なるほど、ヨードうがいか」と思ったので、記事にしてみようと思います。
ヨード(ヨウ素)と甲状腺
ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料ですが、多量に摂取すると、甲状腺ホルモンの合成が抑制されます(Wolff-Chaikoff効果)。通常はヨウ素の過剰摂取が続くと、Wolff-Chaikoff効果が減弱して(escape現象)、甲状腺ホルモンは顕著な低下には至りません。しかしバセドウ病や橋本病、亜急性甲状腺炎の既往、甲状腺の手術の既往などをお持ちの方は、escape現象が起きにくくなり(K Markou, et al. Thyroid. 2001;11(5):501-10)、甲状腺機能低下症に至ることがあります。従って、これらの甲状腺疾患をお持ちの方は、大量のヨウ素を継続的に摂取するのは避けたほうが良いと考えます(ただし、バセドウ病において例外的に大量のヨウ素を治療に用いることがあります)。
ヨード(ヨウ素)が多い食品
海藻類(特に昆布とその加工品、ひじき、わかめ)が非常に多くのヨウ素を含みます。
詳しくは、環境省の下記ホームページをご参照下さい。
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-03-07-16.html。
ヨードうがいとヨード誘発性甲状腺機能低下症
ヨウ素の耐用上限量(健康障害のリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限)は3mg/日とされています。しかし1日3回ヨードうがいする方の尿中ヨウ素排泄(摂取したヨウ素の90%以上が尿中に排泄されると言われています)は5mg/日以上だったという報告があり、習慣的なヨードうがいによって重篤な甲状腺機能低下症に至った症例の報告もあります(K Sato, et al. Internal Medicine. 2007;46(7):391-95)。
ヨードうがいと風邪予防
うがいをしない群、水うがいをする群、ヨードうがいをする群で、上気道感染症(風邪のこと)の発症率を比較したところ、水うがいをする群ではうがいをしない群と比較して発症率が有意に低く、ヨードうがいをする群はうがいをしない群と比較して発症率に有意差はなかったとの報告もあります(K Satomura, et al. Am J Prev Med. 2005;29(4):302-7)。
しかしそもそも、うがいに風邪予防効果があるかについては、それほどエビデンスはありません(一方で、手洗いが風邪予防に効果的だというエビデンスは比較的豊富です)。
まとめ
以上から、甲状腺疾患をお持ちの方は、習慣的にヨードうがいをするのは避けたほうが良いと考えます。
では私は実家に帰省した際にどうしたのかというと、、、せっかく親がヨードうがい薬を買ってきてくれたのに、それでうがいをしないのは感じが悪いかと思い、使わせていただきました。習慣的にヨードうがいをするのでなければ、それほど過敏にならなくてもよいかもしれません。
あけましておめでとうございます。中央林間駅前いしだ内科の院長の石田悠人です。
このブログでは、糖尿病や内分泌疾患についての医学的情報や、建設途中のクリニックが完成していく過程を記載していこうと思います。今後ともよろしくお願い致します。